トーヨーのシルク印刷技術

シルク印刷とは
シルク印刷(シルクスクリーン印刷、スクリーン印刷)とは、編み目状のスクリーン(シルクスクリーン)をインクが透過し転写される印刷技術です。かつてその製版生地に絹(シルク)が用いられていたことからシルク印刷と呼ばれています。戦後ヨーロッパから日本に伝わってきた印刷技術ですが、実は日本の伝統技術「友禅」が由来であると言われています。トーヨーでは50年ほど前からこの技術を導入し、今では我々の代名詞となりました。
シルク印刷の特長
シルク印刷は、ほとんどすべての素材に対応できる印刷技術です。ガラス、プラスチック、合成樹脂、金属、布など、紙以外の素材にも幅広く利用されており、凸版・平版・凹版では難しい印刷も容易に行うことができます。この特性を活かし、トーヨーでは選挙活動ポスターを掲示する屋外の掲示板や、ポスター・ディスプレイなど大きさ・用途を問わずさまざまなものにシルク印刷を活用しています。
- 様々な印刷サイズに対応
- どんな素材にも印刷可能
- 豊富な多色印刷・特殊効果
- コストを抑えた大量印刷
技術力の継承
印刷の仕上がりを左右するのは、何よりも職人の技術力です。トーヨーの大きな強みは、長年の経験に基づく提案力と、それに応える技術力にあります。技術力がどのように培われ、継承されてきたのか、我々のシルク印刷への思いをここに記します。

不完全さを享受し、補う。
本物の「職人の技」
色のムラをいかに抑えるかが、シルク印刷の大きな課題です。シルク印刷は、編み目状のスクリーンを通してインクが透過する特性を持っていますが、そのためにどうしても色ムラが生じやすくなります。
トーヨーでは、こうした課題に対して経験を重ね、シルク印刷の技術を向上させることで、より高品質な製品をお客様に提供できるよう努めています。

試行錯誤を経て完成した
「トーヨーのシルク」
ムラのないシルク印刷は、一朝一夕で習得できる技術ではありません。シルク印刷は平面だけでなく、凸版、平版、凹版にも対応しており、その素材を選ばないため、カラフルな色彩を表現することが可能です。このような多様性は、より高い技術を要求します。
長年の制作経験に加え、最高の仕上がりを追求する過程で得た試行錯誤の経験が、真の技術力として反映されるのです。

職人から職人へ。
伝承される高い技術
当社には、自慢の高い技術力を持つ職人が現役で活躍しています。まさに匠と呼ぶにふさわしい彼らは、今もなお好奇心旺盛に仕事に取り組んでいます。どんな時でも頼りにできる職人たちと、その技術を次世代に伝承する基盤があるからこそ、お客様にご満足いただける土壌が整っていると自負しています。